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【モウリーニョ】監督になるまでをまとめてみた。

ジョゼ・モウリーニョ

本名:ジョゼ・マリオ・ドス・サントス・モウリーニョ・フェリックス


「スペシャルワン」彼を一言で表現する言葉だ。UEFAチャンピオンズリーグを2度制覇。プリメーラ・ディビシオン(スペイン)、セリエA(イタリア)、プレミアリーグ(イングランド)、プリメイラ・リーガ(ポルトガル)にて数々のリーグ、カップ優勝を成し遂げる。現代サッカーにおいて、最も成功を成し遂げている、世界最高の監督の一人と目される。

筆者が尊敬する一人であり、サッカー監督としてはもちろん、強烈なリーダーシップを発揮するリーダー論など、ビジネス面でも参考にしているものが多い。

今回は、そんなモウリーニョの監督になるまでをまとめてみました。


○監督になるまで

モウリーニョは、元ポルトガル代表ゴールキーパーのフェリックス・モウリーニョを父に持つ。少年時代は、父に相手チームの弱点を分析する役目として、チームのスパイとして使われる。モウリーニョの監督としての分析能力は、少年時代から養われていた。
モウリーニョ自身は、ポルトガルのユース代表に選出されるが、選手生活を早々切り上げ、プロとしての実績はない。はやい段階から、自信のキャリアプランが、監督としての成功であったと考えられる。
その後、体育教師になった後、スコットランドで指導者の道を志す為に語学を勉強する。この語学を学ぶというプロセスが、今後のモウリーニョに大きな影響を与えることとなる。
あのボビー・ロブソンがポルトガルの強豪スポルティング・リスボンに監督として就任した際に、モウリーニョが通訳としてスタッフ入りする。通訳としての仕事はもちろん、分析能力に長けたモウリーニョは、ロブソンのアシスタントとしても力を発揮し、ロブソンから厚い信頼を得る。その後、ロブソンとともにFCポルト、バルセロナでも通訳を務めることとなる。バルセロナ時代は、アシスタントコーチとして活躍し、ロブソンがバルセロナを退団した後も、次にバルセロナの監督に就任するルイス・ファン・ハールのアシスタントコーチも経験する。


○学ぶもの

従来、監督として成功する人物は、自身が選手としてのプロキャリアにおいて活躍している場合が多い。「一流の選手 = 一流の指導者」ではないのだが、当たり前の事だが、監督業は募集制ではない為、監督業としての実績はもちろん、サッカー業界においてのコネクションは必要不可欠になる。だがそれにおいても、第1段階として、プロサッカーチームの監督に就任するという壁があり、プロキャリアにおいて活躍した実績を持った人物でも、この壁を越えられない者は多い。スポーツ番組やサッカー試合の解説者から上がれないなど・・・。

そんな中、モウリーニョは「語学力」を武器に、通訳としてプロサッカーチームにスタッフとして就任し、秀でた分析能力で通訳の域を越え、アシスタントコーチに登りつめ、一流監督のもとで学んだ監督業の術を経験値として、監督の座を獲得することとなる。
ビジネスにおいても、モウリーニョ同様に他より秀でる強みをつくり、その強みを活かして自分の対場をできる限りはやく確立することが、重要であるといえよう。